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積ん読の本

積ん読の本

石井千湖

SHUFU TO SEIKATSU SHA / 2024-10-01

累計読者数3
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約2時間56分
star総合評価 56/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 87%

この本について

「積んでる本が増えてきて、ちょっと罪悪感あるんだよな…」みたいな気持ち、僕もずっとあります。読むべき本を読めてない感じとか、山を見るたびに自分の怠さを突きつけられる感じ。でもこの本を読んでから、その視点がだいぶゆるんだというか、積んである状態そのものが意外と意味を持っていたんだと知りました。 いちばん響いたのは、読んでない本が家にあることは「自分の知らない世界に開いている」という考え方。読了済みの本だけで棚が埋まっているのって、自分の理解できる世界だけを家に並べてるようなもので、そりゃ窮屈だよなと腑に落ちました。積ん読はむしろ、自分の関心がどこに伸びていくのかを静かに示してくれる“地図”みたいな存在なんですよね。 それに、積んである本同士が思いがけない隣り方をして、新しいつながりが生まれるという話もおもしろかったです。書店では隣り合わないはずの本が家の山では自然と隣り合って、その間で言葉が交感し続けている。読んでいなくても、日常の中で自分が何に触れ、どこに向かおうとしているのかがじわじわ反響してくる感覚がある。 積ん読に疲れが出てきた人よりも、「なんで積んでしまうのかよくわからないけど、放っておけないんだよな」と感じている人に、とくにしっくりくる一冊だと思います。読めていないことを責めるんじゃなく、積んでいる状態のままでも、ちゃんと自分の中で働いてくれている本があるんだと、すっと肯定してくれる本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

本を読むよりも買うスピードが上回ったまさにその瞬間から「積ん読」は始まる。 部屋の片隅に、1冊、また1冊と積み上げられる「積ん読」の山を見て、 人は焦り、罪の意識を覚え、自嘲するのだ。 そもそも「積ん読」とはなにか。その言葉の歴史は意外にも古く、明治時代にまで遡る。 100年以上に渡って受け継がれてきた日本の読書家たちの「伝統芸」は、 今や「TSUNDOKU」として世界の共通語ともなった。 そんな「積ん読」の本質に迫るべく、ブックレビュアーの石井千湖が、 斯界の本読み12人の「積ん読」事情を探るインタビュー取材を敢行。 ある者は「積ん読」こそが出版界を救うものだと熱く語り、 またある者は「積ん読」にこそ書物の真の価値があるのだと断言する。 写真に収められた圧巻の「積ん読」の山と、「積ん読」を語るその言葉を一読いただき、 読書家諸氏におかれては、ほっとするなり、笑うなり、共感するなり、 感心するなり、呆れるなりしていただきたい。 柳下毅一郎(特殊翻訳家、映画評論家) 柴崎友香(作家) 池澤春菜(作家、声優) 小川哲(作家) 角田光代(作家) しまおまほ(マンガ家、イラストレーター) 山本貴光(文筆家、ゲーム作家) 辻山良雄(Title店主) マライ・メントライン(ドイツ人) 小川公代(英文学者) 飯間浩明(辞書編纂者) 管啓次郎(翻訳家、詩人) 積ん読の悩み相談Q&A
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