
ファイナンスをめぐる冒険――組織のパーパスに適した資金調達はどうすればできるのか
オーニー・パットン・パワー, Zebras and Company, and 月谷真紀
英治出版 / 2024-12-04
累計読者数10
平均ハイライト数 26.7件/人
推定読了時間 約6時間32分
star総合評価 59/100
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この本について
資金調達の話になると、「結局ベンチャーキャピタル向きの会社じゃないと門前払いなんだよな…」と感じる場面が多くないでしょうか。僕も、自分の事業や働いている組織のパーパスを大事にしたいのに、選べる手段が極端に限られている感じにずっとモヤモヤしていました。 この本は、その行き場のない感覚を少しほどいてくれました。たとえば、指数関数的成長を前提にした出資が“そもそも合う企業のほうが少ない”という当たり前だけど見落としがちな前提を示しつつ、収益やキャッシュフローに合わせた返済設計、トレードファイナンスや仕入割引のような地に足のついた選択肢まで、現実的な幅の広さを教えてくれます。ゼブラ企業のように社会性と収益性の両方を見据えた組織にとって、どの資金調達が無理なく回るのかを具体的に描いてくれるのがありがたいところです。 特に、融資のコストをどう捉えるか、将来の調達にどんな影響が出るか、といった“実務上のつまずきやすい点”への視点が丁寧で、自分の状況に置き換えやすいです。パーパス重視の事業を進めているのに、従来型の出資モデルに違和感がある人には静かに刺さると思います。
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出版社による紹介
ベンチャーキャピタルや銀行融資だけじゃない! 世界の多彩な資金調達方法を事例とともに探索し、組織のパーパスや将来を犠牲にしない選択肢を見つけよう。 「大きな社会的インパクトが期待できるのに、実績が足りなくて融資を断られてしまう」 「投資家が求める10倍成長は、自分たちのパーパスに沿った考え方じゃない」 「事業拡大のために資金は必要。でも、ミッションに忠実であり続けるためには外部の株主に経営権を制約されたくない」 「ある組織の社会的ミッションや事業に共感して投資したい。でも既存の助成金の条件には当てはまらない」 こうした資金調達にまつわる課題を乗り越えるべく、世界では驚くほど多彩な手法が編み出されている。従来のベンチャーキャピタルや銀行融資が合わない99%の企業や非営利組織にとって、どのような資金調達の可能性があるのか。インパクト投資の研究者・実践家である著者が、世界中の事例を用いて解説した一冊。
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