
エンジニアが学ぶ工事管理システムの「知識」と「技術」
株式会社GeNEE DX/ITソリューション事業部
翔泳社 / 2025-01-29
この本について
工事管理のシステムづくりに関わっていると、数字も図面も追っているはずなのに「全体をつかめていない気がする」とモヤっとする瞬間が多いんですよね。工程、品質、原価に加えて労働管理まで求められるようになって、正直どこから整えるべきか迷うこともあります。自分も同じで、現場の複雑さに対してシステムの理解が追いつかない感覚をずっと抱えていました。 この本は、その散らばった疑問を一つひとつ“業務の流れに沿って”整理してくれます。たとえば、公共工事と民間工事の見積りが根本から別物であることや、出来形・出来高がどれだけ品質と原価に直結しているかといった、現場では当たり前だけど体系立てて説明されることが少ない部分を具体的な場面で示してくれます。AIやBIM/CIM、RXの話もありますが、単に未来を語るのではなく「どの業務がどうラクになるのか」の視点で書かれているのがありがたいところでした。 さらに、仕様変更への向き合い方や、官庁向けの最低入札価格の考え方、工程表の作り分けなど、担当している案件によってつまずきがちなポイントが丁寧に書かれているので、読んだあとに自分のプロジェクトの“どこが弱いのか”が逆に見えやすくなります。システム導入時の社内抵抗やデータ移行といった泥臭いテーマにも触れていて、実務の距離感がちょうどいい本でした。 建設業界のDXに関わっていて、「細かい知識が点在していてつながらない」と感じている人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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