
DX戦記 ゼロから挑んだデジタル経営改革ストーリー
中西聖
幻冬舎 / 2022-12
この本について
現場でDXに関わっていると、「結局どこまでやれば成果と言えるのか」「システム導入が目的化してしまっている気がする」とモヤモヤする場面が多いと思います。自分もまさにそこではまり続けてきたタイプで、机上の理論と現場のギャップに何度も迷いました。 この本が良かったのは、きれいごとではなく“経営のKPIまでどうつなげるか”という泥臭い視点がちゃんと書かれているところです。工数削減をただの効率化で終わらせず、採用計画や設備投資にどう響くのかまで示してくれる話は、数字の使い方に悩んでいる人にはかなり助けになると思います。また、データがそろわない現実を前提に「全部自動化しようとしないほうがうまくいくケースもある」と語られているのも、実務の感覚に寄り添っていて救われました。 さらに、「サンクコストに引っ張られず、将来性を捨てない判断をする」という視点や、導入より運用のほうが本当の勝負だという話など、DXの現場でつまずきやすいポイントを言葉にしてくれるので、読みながら自分のプロジェクトのどこが止まっていたのかが整理されていきます。 社内DXで成果が出ずに焦っている人、全社視点で考えたいけれど何を軸にすべきか定まらない人には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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