
エンジニアが学ぶ生産管理システムの「知識」と「技術」
石川和幸
翔泳社 / 2021-04-19
この本について
生産管理まわりが複雑になってくると、「ERPとMESってどこまで何を持つんだっけ…?」とか、「結局うちの工程をどう分解して管理すべきなのか」がずっと霧の中みたいに感じませんか。現場の紙運用が残っていたり、マスタの整備が追いつかなかったりすると、全体像がつかめないまま場当たり的に対応してしまうことも多いと思います。 この本は、まさにその“霧の部分”を具体的に解像してくれる一冊でした。読者の抜粋にも多かったのですが、MRPとMESで認識する工程の違いや、BOMの位置づけ、PLM・PDMからERPへデータが流れるイメージなど、普段なんとなく分かったつもりになっていたところが、一つひとつ「こういう理由でこう分けるんだ」と腹落ちする形で説明されています。紙に頼っている場面がなぜ発生するのか、設備実績をどのシステムが扱うのか、といった“現場のあるある”もちゃんと書かれていて、自分の悩みと実務がそのまま言語化されている感覚がありました。 特に、工程展開の粒度の決め方や、生産中止品・サービスパーツの扱いのような、誰に聞けばいいか分からないグレーゾーンまで踏み込んでくれているのはありがたいところです。「万能な正解」を押しつけるタイプではなく、あくまで判断の根拠と考え方を整理してくれるので、自社の事情に合わせて持ち帰りやすいです。 システムと現場のつながりを自分の頭で理解したいエンジニアや、生産管理を“単なる運用”ではなく全体最適で捉え直したい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




