
エンジニアが学ぶ物流システムの「知識」と「技術」
石川 和幸
翔泳社 / 2018-06-20
この本について
物流まわりのシステムに触れはじめると、「WMSとERPって何がどう違うの?」「在庫ってどのシステムが“正”なんだっけ?」みたいな小さなひっかかりが積み重なって、気付くと全体像がつかめなくなっていたりします。自分もまさにその状態で、この本に手を伸ばしました。 読んでみて一番助かったのは、倉庫で起きている現実の作業と、システムがどこまで面倒を見ているのかが線でつながったことでした。例えば、ロットやシリアルの採番がMES由来だからWMSだけでは完結しないことや、引当をどこで持つかで業務負荷がまったく変わること。入庫から出荷までの流れをERPとWMSがどう受け渡しているかが、具体的な作業ベースで語られていて、「ああ、そういう理由でシステム連係がこんなに複雑なのか」と腑に落ちました。 また、多頻度納入や3PLのような実際の物流の変化が、システム側にどんな設計を要求してきたのかも地味にありがたいポイントでした。単なる用語集ではなく、現場の制約がどうシステム要件に跳ね返ってきたかが理解できるので、無理のある仕様を最初から避けられる感覚があります。 システムの「役割の分け方」に悩んでいるエンジニアにはかなり刺さると思います。全体像を知りたいだけの人にも、細部の理由がつながってくるはずです。自分と同じように「物流システムってどこから勉強すればいいの?」と感じているなら、現場とシステムを行き来しながら読めるこの一冊は、ちょうど良い踏み台になってくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





