
2時間で丸わかり 物流の基本を学ぶ
木村徹
かんき出版 / 2014-11-04
この本について
物流まわりの話って、日常の仕事で触れているはずなのに、実際は「どこにどんなコストが乗っているのか」「自社の数字は高いのか低いのか」がよくわからなくて、なんとなくモヤモヤが残り続けるんですよね。財務諸表を見ても物流費の内訳は会社ごとに違っていて、比べようにも比べられない。僕もずっとその壁にぶつかっていました。 この本が助かったのは、そういう霧のかかった部分を、実務に近い目線でひとつずつ言語化してくれているところです。例えば、JILS の調査を使えば他社との比較ができる理由がはっきり理解できたり、引取物流のように「買い手側の動き」を変えるとどんなコスト構造になるのかが具体的に見えてきます。さらに、SKU の増え方や在庫日数がどう金利と保管費につながるのかといった、普段なんとなく流してしまうポイントも、どれだけ効いているのかを数字でつかめるようになってきます。 読みながら、自分の会社の物流がどの領域にいて、何を把握できていて何が曖昧なのかが自然と見えてくる感じがありました。現場の細かな工夫、国際物流での呼び名の違い、梱包材の扱いで起きがちなトラブルなど、机上の知識では抜け落ちがちな部分まで拾ってくれています。大げさな解決策ではないですが、日々の判断が少しずつクリアになる本でした。 自分の会社の物流コストや仕組みを「ちゃんと理解したいけれど、どこから手をつけていいかわからない」という人に特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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