
老化負債 臓器の寿命はこうして決まる (朝日新書)
伊藤 裕
朝日新聞出版 / 2025-01-10
この本について
最近、自分の体力や集中力の落ち方に「なんとなくリズムが狂ってきた気がする」と感じている人、多いんじゃないでしょうか。夜更かしが続くと食欲が乱れたり、昼間動かないと気分が沈んだり。加齢のせいにして片付けがちだけど、実際は生活の小さな歪みが積み重なっているだけかもしれません。 『老化負債』は、その“歪み”の正体をすごく現実的な言葉で説明してくれる本でした。個人的にいちばん効いたのは、老化は突然ではなく「リズムのゆらぎ」から始まるという視点です。たとえば空腹の時間を12〜14時間つくるだけで、ミトコンドリアが整い、遺伝子の使われ方まで変わるという話は、すぐにでもやってみようと思えました。また、運動についても「隣の人と話せるくらいの強度を毎日20〜30分でいい」「分割してもいい」と書かれていて、完璧にやらないと意味がないと思い込んでいた自分にはかなり気がラクになりました。 さらに、いいストレスとは“心地よい驚き”だという説明も印象的で、日常の中で味や色に意識を向けたり、興味はあるけど気おくれしていた集まりに参加してみたりするだけで、体の感度が上がるというのは目から鱗でした。老化を止めるというより、これからの自分のペースを整えるための「小さな投資」をどう積み上げるかの本、という感じです。 生活のリズムが崩れやすくなってきたと感じる人、あるいは「最近の不調の理由が言語化できていない」という人にはすごく刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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