
BORN TO RUN 2 “走る民族”から学ぶ究極のトレーニングガイド
クリストファー・マクドゥーガル, エリック・オートン, and 近藤 隆文
NHK出版 / 2025-01-27
この本について
走っていると、どうしてあんなに「今日もなんかうまくいかないな」と感じるのか。距離を伸ばそうとして疲れる、フォームを意識しようとすると余計ぎこちなくなる、食事も正解が分からない。僕もずっとそのあたりで迷子でした。 この本がよかったのは、速さや根性の前に、「どう感じるか」を軸に戻してくれたところです。軽く、楽に、スムーズに。言葉だけ見るとふわっとしていますが、壁を背にその場で走るとか、ロック・ロブスターを流してケイデンスをつかむとか、妙に現実的で試せる工夫が多いんです。しかも、うまく走れたときの“感覚”を手がかりにするので、フォームのチェックリストに追われていた頃より気持ちが軽くなりました。 もうひとつ刺さったのは、「長く走るには、まず速さを育てる」という逆転の発想でした。楽に走る日は楽に感じられないとダメ、という言葉もあって、これまでの「ゆっくり積み上げればいい」という思い込みが少しほぐれました。糖を控えて脂肪を燃やす身体づくりの話も、極端な我慢ではなく、実験のように自分の反応を観察していく姿勢がベースにあります。 走ることを義務に感じている人よりも、「もっと気持ちよく走れるなら知りたい」と静かに思っている人に届く本です。僕自身、どれだけ速く走れるかより、どれだけ“うまく”走れるかに意識が戻っただけで、外に出るのが少し楽しみになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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