
世界は行動経済学でできている
橋本 之克
この本について
人と関わるとき、なぜこんなにズレるんだろう…と感じる瞬間ってありませんか。部下が誘いを断る理由がわからないとか、同僚の成功に妙な焦りを覚えるとか、やるべきことがあるのに先送りしてしまうとか。自分でも説明しづらい行動のクセに振り回されてしまうあの感覚です。 この本は、そんな日常のモヤモヤを「行動経済学」というレンズで見直す手がかりになります。例えば、上司が夕方になると判断が甘くなるのは決断疲れのせいだと知ると、案件を持ち込む時間を変えるだけで結果が変わるかもしれません。自分の基準が知らないうちに他人に投影されていると気づけば、家族や同僚が自分と違う選択をしてもイライラしにくくなります。「アンカーを過去の自分に置き直す」という発想も、他人と比べて落ち込むクセを和らげてくれます。 読み進めて感じたのは、行動の背景にある心理を知るだけで、相手を責めたり自分を過度に反省したりする回数が確実に減るということでした。知識を得た瞬間に自信が膨らむ「バカの山」も、そこから落ち込む「絶望の谷」も、自分だけの現象じゃなかったんだと安心できるのも、この本の大きな効き目です。 自分や相手の行動の理由をもう少し丁寧に理解したい人、感情ではなく仕組みで人間関係を整えたい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
Influence, New and Expanded: The Psychology of Persuasion (English Edition)
Robert B Cialdini PhD

情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編
情報文化研究所 and 高橋昌一郎

16歳からのはじめてのゲーム理論――"世の中の意思決定"を解き明かす6.5個の物語
鎌田 雄一郎

「幸せ」をつかむ戦略
富永朋信 and ダン・アリエリー

人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学
松本 健太郎
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要