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生活史の方法 ――人生を聞いて書く (ちくま新書)

生活史の方法 ――人生を聞いて書く (ちくま新書)

岸政彦

累計読者数6
平均ハイライト数 9.8件/人
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 27%

この本について

人の話をちゃんと聞いているつもりなのに、なぜかズレた受け取り方をしてしまうことってありますよね。相手の意図を早くつかもうとして、つい「まとめよう」としたり、自分の価値観で意味づけしてしまったり。僕も仕事で人の相談を受けるたびに、このクセに気づいては落ち込んでいました。 この本が静かに効いてくるのは、「聞く」と「引き出す」は別物だと教えてくれるところです。相手の言葉を誘うのは、鋭い質問ではなく、ただ隣にいる空気そのものだという指摘がまず響きました。そして、社会の分断によって私たちの目や耳は知らないうちにふさがれている、という視点。相手がなぜそう考えるのかが見えない苦しさは、自分だけの問題じゃないとわかるだけで、少し呼吸がしやすくなります。さらに、ひとりの人の語りのなかには、その人の人生だけでなく、社会の影や光が自然とにじむという話も、日常の会話を見直すきっかけになりました。 誰かの話を聞くことにいつも少し不安がある人、自分の理解の枠に相手を当てはめてしまいがちな人には、ゆっくり効く一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

沖縄で30年にわたって聞き取り調査をしてきた著者が、他者の話を聞くことについてまとめた一冊。第一人者による、最良の手引き。
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