
フェルメールとオランダ黄金時代 (文春文庫)
中野 京子
累計読者数5
平均ハイライト数 11.6件/人
star総合評価 52/100
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この本について
仕事でアイデアが煮詰まったり、歴史やアートに興味はあるのに「自分には深く味わう教養がない」と感じる瞬間ってありませんか。僕も同じで、絵を見てもどこを手がかりにしたらいいのか迷うことが多いです。 この本は、そんなモヤモヤを少しゆるめてくれました。たとえば、当時のオランダでは庶民の家にまで絵が飾られていたという話。絵画は特権階級のもの、という思い込みがひっくり返るだけで、作品そのものを身近な生活の延長として見られるようになります。また、フェルメールが「言葉が無力になる域」にこだわっていたという一節は、完璧を目指す苦しさよりも、彼がどんな視点で世界を見ていたかに気づかせてくれます。さらに、印刷では絵の具の厚みが全く伝わらないという指摘は、鑑賞の仕方そのものを少し変えてくれるはずです。 オランダ式の割り勘の話や、画家たちの本業が職人や商売だったことなど、作品の裏にある生活の匂いが立ち上がってくるので、アートを“高尚なもの”として構える必要がなくなります。肩の力を抜いて絵を見るための視点を、自然と拾える本でした。 日常の風景や仕事の姿勢を、少し違う角度から見直したい人に刺さると思います。
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出版社による紹介
17世紀、王を戴かず、経済の力で大国になったオランダ。庶民が絵画を愛する国でフェルメールら画家は何を想い、感じ、描いたのか。
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