
なぜ、あなたのチームは疲れているのか?: 職場の「心理的リソース」を回復させるリーダーの思考法
櫻本 真理
この本について
最近、チームの空気がなんとなく重いとか、普段はよく話すメンバーが妙に静か…そんな場面に心当たりがある人、多いんじゃないでしょうか。自分の言動が原因かもしれないと思っても、何をどう変えればいいのかは意外とわからないまま時間だけが過ぎていきます。僕自身も「指示は出しているはずなのに、なぜかみんな疲れている」という状況を何度も経験してきました。 この本がくれたのは、「心理的リソース」という視点を一度持つだけで、見えていなかったものが一気に輪郭を持ちはじめる感覚です。例えば、何もしていなさそうに見えるメンバーが、実は頭の中で判断をぐるぐる回し続けて消耗していたり、こちらのちょっとした不機嫌が、相手の仕事に使えるはずのエネルギーを奪っていたり。表面では判断できなかった小さな変化に、ようやく説明がつくようになるんですよね。そして、自分の余裕のなさがチーム全体に連鎖していたことにも気づかされます。 さらに、この本は「だからメンバーをもっとケアしろ」と押しつける本ではありません。まずはリーダー自身の心の余白を回復することから始めよう、と書いてあるのが救いでした。余裕がない状態で支援しようとしても、かえって悪循環を生む…これは身に覚えがありすぎます。相手が見ている世界を丁寧に質問しながら知っていくプロセスも、チームの空気が変わり始める最初のきっかけになりそうです。 「成果は出しているのに、なぜかチームが疲れて見える」と感じているリーダーには、特に刺さる本だと思います。
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