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世界は知財でできている (講談社現代新書)

世界は知財でできている (講談社現代新書)

稲穂健市

講談社 / 2025-08-25

累計読者数6
平均ハイライト数 20.3件/人
推定読了時間 約5時間16分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

作品づくりや発信をしていると、「これってどこまで真似になっちゃうんだろう」とか、「炎上したらどう動けばいいんだろう」とか、地味に答えの出ないモヤモヤが積み重なりますよね。僕も仕事でアイデアや表現の線引きを考えるたびに、なんとなく不安だけ抱えて終わることが多かったです。 この本が面白いのは、知財を“専門知識”として押しつけるのではなく、実際の事例を通して「どこで線が引かれているのか」「現実の判断はどうなっているのか」をすっと地に落とし込んでくれるところです。たとえば、似た画風は保護されないけど“具体的な表現”なら権利になる、という話は創作をしている人なら誰でもぶつかる疑問だと思いますし、AI生成物や声の権利といった今まさに揺れている領域についても、極端な結論ではなく、実務に近い温度で整理されています。炎上時の立ち回りについても、「正しさ」だけで突っ走ると逆に傷を広げることがある、という現実的な視点がありがたかったです。 知財に詳しい必要はなくて、むしろ「自分の創作や仕事を守りたいけれど、専門用語はよくわからない」という人ほどしっくりくると思います。抽象的な理屈よりも、具体的な判断の揺らぎやグレーゾーンを知っておきたいタイプに特に刺さる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

我々はこれまでとはまったく別の世界に生きている。 文章、画像、動画、音楽など、これまで人間しか作ることができないと考えられていたものを、簡単な指示を出すだけでAI(人工知能)が易々と作り出すようになった。実際に、インターネットはいつの間にかたくさんのAI生成物であふれている。 AI生成物について「そのまま使っても大丈夫なのか?」「他人の権利を侵害しないだろうか?」と不安になっている方も少なくないだろう。そう考えてしまうのは、AIが何かを作り出す際、人間が生み出したものをいわゆる「元ネタ」として利用していることを理解しているからに他ならない。本書のテーマである「知財」とは、ひっきりなしに目に飛び込んでくる文字、映像、なにげなく耳に入ってくる音楽など、AIの学習対象となり得る「元ネタ」の情報を含むものである。 そのほか、ふだん使用している服や靴、机やいす、テレビやスマホはもちろん、街中にあるビルやモニュメントなども「知財」に関係している。このように日常には「知財」があふれているが、そもそも「知財」とは何であろうか? 本書は「知財」を巡る現状と今後の方向性に関する最新知識を楽しく学んでいただくことで、一般の読者の皆さんの「知財」のリテラシーをアップグレードしてもらうことを目指したものである。様々な「知財」について網羅的に取り上げながら、我々が新しい時代にどう備えていくべきかについても解き明かしていきたい。 「 知財トラブル 」の地雷を 踏まないための基礎知識 あなたはわかりますか? ●AI 生成物に著作権はあるのか ●無制限にAI に学習をさせてもよいのか ●「○○風画像」はクリエイターの権利を侵害するのか ●『鬼滅の刃』の着物の柄の模倣は許されるのか ●流行語は商標登録できるのか ●「声」に権利はあるのか ●Vチューバーにはどんな権利があるのか
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