
作家で食っていく方法 (SB新書)
今村 翔吾
SBクリエイティブ / 2026-01-07
この本について
書こうとしても進まない日が続くと、自分は本当に作家を目指していいのか…と不安になることがあります。アイデアも降りてこないし、時間もうまく作れないし、「才能がないのでは?」という声が頭の中で騒ぎ出す。でも、この本を読むと、そのモヤモヤが少し現実的な形にほどけていきます。書けない理由を責めるのではなく、どう積み上げれば前に進めるのかが、具体的に示されているからです。 たとえば、アイデアが枯れる問題。著者は「閃き」に頼らず、既存の作品を分解して再構築するという方法を紹介しています。これが意外と目から鱗で、机に向かって「何を書こう…」と固まる時間が減る。一方で、継続の難しさについても逃げずに語られていて、たった一文でも書く習慣の価値が、実感を伴って伝わってくる。努力しろと言われるより、「こうすれば積み重ねられる」という実例を見せられるほうが、ずっと救われるんですよね。 もう一つ刺さったのは、新人賞の「傾向と対策」の話。過去の受賞作ではなく、その後の作家がどう生き残れているかを見ろという視点は、作家になることを“職業”として考える人にはとても現実的です。出版界の事情も含めて、自分がこれから何を選ぶべきかを冷静に考える助けになります。 いま「続けたいのに続けられない」「何を書けばいいか迷う」という人ほど、この本は効きます。作家志望の人はもちろんだけれど、何かを積み上げたいのに自信が揺れる時の支えにもなる一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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