
林陵平のサッカー観戦術 2 (林陵平のサッカー観戦術 シリーズ) (平凡社新書 1099)
林陵平
平凡社 / 2026-02-13
この本について
試合を観ていて、「なんとなく雰囲気で流れは掴めるんだけど、結局いま何が起きているのか分からないまま終わってしまう」ということ、よくあります。自分もずっとそうで、ハイプレスなのかミドルプレスなのか、相手の守備が崩れた理由がどこにあるのか、後から解説を読んでも腑に落ちないまま終わる試合が多かったんですよね。 この本が面白いのは、そんな“分かったつもり”の部分を、具体的な局面に分けて丁寧にほどいてくれるところです。例えば、ハイプレスはFWの追い込みだけじゃなく、MFとDFの連動がないと成立しないこと。ミドルプレスが破綻する時は、だいたいスライドの共有不足が原因になっていること。ポケットを取られたときに、誰が戻るのか、どこを捨てるのかで守備の安定度が変わってくること。こういう“試合中に見えていないディテール”を教えてくれるので、観戦中の気付きが増えていきます。 さらにありがたいのは、戦術用語を単なる知識として終わらせず、プレー原則や配置の意図に結びつけて説明してくれる点です。数的・質的・位置的といった優位性がどう生まれ、どの局面で効くのかが、実際の動きとセットで理解できる。結果として、チームが何を狙っているのか、試合の“主導権の握り合い”がどこで変わったのかが見えやすくなってきます。 「戦術を知りたいけど、専門書だと途中で挫折してしまう人」にはちょうどいい一冊です。自分の観戦が少しだけ立体的になっていく感覚を味わえると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
風間八宏の戦術バイブル サッカーを「フォーメーション」で語るな (幻冬舎単行本)
風間八宏

誰にでもわかるサッカー説明書 ~スペインサッカーを日本語に具現化~ 【戦術編】 下巻 誰にでもわかるサッカー説明書【戦術編】
森亮太、坪井健太郎

林陵平のサッカー観戦術 (林陵平のサッカー観戦術 シリーズ) (平凡社新書1051)
林陵平

サッカー店長の戦術入門~「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来~ (光文社新書)
龍岡 歩

これまでになかった ラグビー戦術の教科書
井上 正幸
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要