ヨムナビ
チップス(下) ハゲタカ6

チップス(下) ハゲタカ6

真山仁

累計読者数5
平均ハイライト数 9.8件/人
star総合評価 46/100
menu_book精読型

この本について

仕事でも人間関係でも、「相手の理屈が全然わからない」とか「自分は意味あることだけ考えたいのに、現場は無意味な動きばかりだ」とか、そんなモヤモヤを抱えることってあると思います。頑張って正論で整理しようとするほど、むしろ手詰まりになる感じ。僕自身そうで、特に異文化チームや部署横断の話になると、正しさより“情動”や“恐れ”が場を動かしているのを痛感します。 『チップス(下)』は、そこで見えてくる「力学」の描写が妙にリアルなんですよね。国家ですら理屈では動かず、欲望・恐怖・面子が最終判断を左右する。その中で鷲津がどう線を引き、どこは飲み込み、どこは絶対に譲らないのかが、仕事で意思決定に迷った時の「考え方の軸」に近いものをくれます。例えば、台湾人エンジニアの価値観やアジア系アメリカ人が背負う鎧の描写は、単なる“文化理解”ではなく、相手の行動の背景にある長い時間を想像する練習にもなる。さらに、国際政治の場で飛び交う理不尽の連続を読むと、「正しさだけでは勝負できない場」の空気を疑似体験できるのが大きいです。 最終的に、この物語は“強く合理的に見える人ほど、実は何を恐れ、何を守りたいと思っているかで動く”という視点をくれます。これは職場の上司や取引先にもそのまま当てはまるはずです。 刺さるのは、「正しさだけでは前に進めない瞬間が増えてきた人」。物語として面白いのはもちろんですが、読み終わった後、複雑な状況にある相手を少し立体的に見られるようになる一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

真山仁の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要