
自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法 静かな時間の使い方
安斎勇樹
累計読者数22
平均ハイライト数 30件/人
star総合評価 67/100
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この本について
SNSを見ていると、他人の意見に引っ張られて、自分が何にモヤモヤしていたのかすら分からなくなることがあります。誰かの期待に合わせて動いていたら、本音がどこかへ置き去りになっていた…みたいな感覚です。頭では「ちゃんと考えたい」と思っているのに、いつの間にか脊髄反射で動いてしまう。僕自身もそういう時期が長くありました。 安斎さんの『自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法』は、そういう“自分の輪郭がぼやける瞬間”に効いてくる一冊です。といっても、「もっと自分を見つめよう」といった抽象的な話ではなく、日常の小さなモヤモヤを素材にして、自分の感情や価値観の手触りを取り戻す具体的な方法が多いんです。たとえば、なぜかイラッとした出来事の裏に「小さな傷」が隠れていることに気づけたり、過去の解釈を自分のペースで組み替えることで、別の意味づけが立ち上がってきたりします。成果にまっしぐらになりがちな時期でも、あえて過程に目を向ける意味が腑に落ちるのも、この本の特徴だと思います。 読んでいるうちに、「自分は何に喜び、何に違和感を覚える人間なのか」という感度が少しずつ戻ってきます。結果よりも“自分の内側がどう動いているか”を確かめたい人、他者の期待に反応しすぎて疲れてしまった人には、静かに効く本です。
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