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ラヴクラフト全集 2 (創元推理文庫)

ラヴクラフト全集 2 (創元推理文庫)

H・P・ラヴクラフト、宇野 利泰

東京創元社 / 1976-08-20

累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 31/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

最近、説明できない不安にふっと飲まれることが増えていませんか。理由は分からないのに胸の奥がざわつく、音や気配に過敏になる、世界の“裏側”を想像してしまう──そんな感覚って、言葉にしづらいわりに妙にリアルなんですよね。僕も仕事で疲れた帰り道、些細な物音だけで神経がざわつく日があって、「これはただのストレスなのか、それとも…」なんて考えてしまうことがあります。 そんなモードのときに読み返したのが『ラヴクラフト全集 2』でした。読者の抜粋を見ても分かるように、この本が描く恐怖は怪物そのものよりも、説明のつかない気配や、人間の言語がうまく届かない領域の“手ざわり”にあります。波が船を叩く音ひとつで体がこわばる感じや、人の声とも獣の声ともつかない響きが耳から離れなくなる感じ。そういう、理屈では片づけられない怖さに対して「自分だけじゃなかったんだ」と安心できるのが、この本の効きどころだと思っています。 もうひとつ助けられるのは、どんな恐怖も完全には言語化できないという視点です。人類は《無知》の孤島に生きている、というあの一文に触れると、分からなさを無理に整理しなくてもいいんだ、と思える。理解できないものが存在する前提で生きたほうが、むしろ心が軽くなる瞬間があります。 世界の“奥行き”に過敏な人ほど刺さる一冊です。日常の不安に名前が付けられないとき、そばに置いておくと少し呼吸がしやすくなります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

太古の昔、全宇宙を支配していたという邪悪な神々は絶えてしまったわけではない。再びこの世を掌中におさめる時がくるのをいまなお待ちうけているのだ。本書は、悪夢のようなクトゥルフ神話を生んだ鬼才ラヴクラフトの全集第2巻である。宇宙的恐怖にみちた暗黒世界への鍵ともいうべき作品「クトゥルフの呼び声」そして「エーリッヒ・ツァンの音楽」魔神たちの秘密を知った青年を襲う恐るべき出来事を描いた、随一の長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」を収録。
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