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恐怖の構造 (幻冬舎新書)

恐怖の構造 (幻冬舎新書)

平山夢明

幻冬舎 / 2018-08-03

累計読者数6
平均ハイライト数 12.8件/人
推定読了時間 約2時間11分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

最近、「なんでこんなに漠然と不安なんだろう」と思うことが増えていませんか。外側から殴りかかってくるような危機じゃなくて、もっと正体が曖昧で、自分の内側からじわっと湧いてくる種類の不安。逃げ場がないぶん、余計にしんどいやつです。僕も同じで、その理由を言語化できずにずっとモヤモヤしていました。 『恐怖の構造』は、その“正体不明の圧”をどう扱えばいいのかを落ち着いたトーンで説明してくれる本でした。例えば、若い世代ほど「未知」と「無知」に敏感で、世界のすべてが自分に関係しているように感じてしまうからこそ、抽象的な不安が恐怖に変わるという指摘。これは、SNSで一日中ざわざわしてしまう理由をスッと腑に落としてくれます。また、著者が語る「内圧に怯える」という表現も刺さりました。外の脅威より、自分の中の“答えのなさ”がしんどいという感覚は、多くの人に思い当たるはずです。 さらに印象的なのは、人間が「自分に似ているけれど自分ではないもの」を怖がる理由や、物語が“不安で始まり、克服で終わる”という構造の話。これを知ってから、日常で感じる不安も「物語の途中」と捉えられるようになり、少し呼吸がしやすくなりました。 自分の不安の輪郭を言葉にできずにいる人に、とくに刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

サーカスのピエロを、たまらなく恐ろしく感じる症状を「クラウンフォビア」という。また本来なら愛玩される対象であるはずの市松人形やフランス人形は、怪談やホラー映画のモチーフとして数多く登場する。なぜ人間は、“人間の形をした人間ではないモノ”を恐れるのか。また、日本人が「幽霊」を恐れ、アメリカ人が「悪魔」を恐れるのはなぜか。稀代のホラー作家が、「エクソシスト」や「サイコ」など、ホラーの名作を例に取りながら、人間が恐怖や不安を抱き、それに引き込まれていく心理メカニズムについて徹底考察。精神科医の春日武彦氏との対談も特別収録!
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