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裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト (ハヤカワ文庫JA)

裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト (ハヤカワ文庫JA)

宮澤 伊織

早川書房 / 2017-10

累計読者数3
平均ハイライト数 2.7件/人
推定読了時間 約6時間49分
star総合評価 43/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 47%

この本について

仕事の合間にふと、不安の正体がつかめなくてモヤモヤしたりしませんか。理由もわからず落ち着かないまま日をまたぐと、「自分だけおかしいのかな」と余計にしんどくなることがあります。僕もよくそのループに落ちるんですが、そんな時に読んで少し呼吸が整ったのが『裏世界ピクニック2』でした。 このシリーズは怪異がテーマなんですが、抜粋にもあった「得体の知れない恐怖に名前を与えてコントロールする」という感覚に救われるところがあります。得体の知れないものほど大きく見えるけれど、輪郭を与えるだけで扱えるようになる。裏世界の存在が人間の恐怖を読む、という設定も、自分の中の不安や妄想がどう膨らむかをそのまま写しているようで、読みながら「ああ、自分の怖がり方ってこういう形なのか」と整理されていく感じがありました。 もう一つ、この巻では大学をサボって沖縄でビールを飲むような、だらしなさを含めた人間らしさがちゃんと描かれていて、完璧じゃないまま裏世界に向き合う主人公たちが妙に励みになります。半月前のことを引きずるやり取りも、弱さごと肯定されているようで、読み終わった時に肩の力が抜けました。 正体のない不安に振り回されがちな人、あるいは自分の怖がり方を客観的に見たい人には、とても静かに効く一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

季節は夏。この現実と隣合わせで謎だらけの裏世界で、女子大生の紙越空魚と仁科鳥子は互いの仲を深めながらも探検を続けていく。「きさらぎ駅」に迷い込んだ米軍の救出作戦、沖縄リゾートの裏側にある果ての浜辺の夜、猫の忍者に狙われるカラテ使いの後輩女子―そして、裏世界で姿を消した鳥子の大切な人、閏間冴月の謎。未知の怪異とこじれた人間模様が交錯する、大好評のネットロア×異世界探検サバイバル、第2弾!

目次

果ての浜辺のリゾートナイト きさらぎ駅米軍救出作戦 果ての浜辺のリゾートナイト 猫の忍者に襲われる 箱の中の小鳥
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