
裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ (ハヤカワ文庫JA)
宮澤 伊織
早川書房 / 2018-11-25
累計読者数7
平均ハイライト数 1.6件/人
推定読了時間 約3時間48分
star総合評価 39/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
最近、人づきあいや職場の空気に敏感になりすぎて、「自分の情報が誰かに勝手に回っている気がする」とか、「あの人たちに振り回されてるだけかもしれない」とモヤッとすることがありませんか。相手が悪意を持っているわけじゃなくても、自分の主導権がどこにあるのか分からなくなる瞬間って、けっこうしんどいですよね。 『裏世界ピクニック3』を読んでいて強く刺さったのは、まさにその“主導権”の話でした。カルトから逃げるにしても戦うにしても、「かわいそうな被害者」でいる限り、相手の土俵に縛られ続けるという言葉。これって現実の人間関係にもそのまま響きます。相手との距離感を取り戻すために、まず「自分の人生に関係ないものは関係ない」と線を引き直す。その態度が、過剰に恐がる癖をリセットしてくれる感じがありました。 もうひとつ面白かったのが、都市伝説と“実話”の切り分けの話です。出所の曖昧な噂に振り回されず、確かなものだけに目を向ける姿勢は、情報に溺れやすい日常にも応用できると思います。自分で見たもの、自分で確かめたものを信じる。そのシンプルさが、変に不安を増幅させないためのお守りみたいに感じました。 人の目や声に揺さぶられやすい人、自分の主導権を奪われがちな感覚に疲れている人には、静かに効いてくる一冊だと思います。フィクションなのに、妙に現実の呼吸を整えてくれるところが、このシリーズの好きなところです。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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出版社による紹介
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