
プロフェッショナルの原点
P F ドラッカー, ジョゼフ A マチャレロ, and 上田 惇生
ダイヤモンド社 / 2008-02-15
この本について
仕事の手応えが薄い日ってありますよね。頑張っているつもりなのに成果がぼやけたり、会議や雑事に時間を取られて「自分は何をしているんだろう」と立ち止まってしまう。人間関係も、能力の問題というより貢献の実感がないまま会話だけ増えていくと、どこか虚しさが残ったりします。 『プロフェッショナルの原点』は、そのモヤモヤをいきなり解消してくれるタイプの本ではありませんが、視点の置き方を地味に変えてくれる一冊でした。たとえば「まず、自分の時間がどこに消えているかを知る」とか「何をしたいかではなく、何がなされるべきかから考える」といった、成果につながる土台の部分が丁寧に語られます。特に、対人関係を“貢献に集中した結果として成立するもの”と捉える視点は、コミュニケーションの悩みを抱えているときほど効いてきます。誰かとうまくやろうと努力する前に、自分が何に責任を持つのかを見直すだけで、関係の輪郭が少し明るくなる感じがあります。 さらに、自分をどう活かし、どう学び、どう働くかという“自らをマネジメントする”考え方も具体的です。強みの確認の仕方、仕事の仕方の癖、価値観とのすり合わせ、そして人との関わり方。これらを一段ずつ見直すプロセスは、キャリアの迷子になりかけているときの足場になってくれます。 仕事を「うまくやる」より「成果をあげること」に切り替えたい人に刺さると思います。自分の立ち位置を確かめたいとき、机の端に置いておくと心強い本です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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