
この人と結婚していいの?(新潮文庫)
石井希尚
主婦の友社 / 2004-06-20
この本について
パートナーとの関係って、好きで一緒にいるはずなのに、日常のすれ違いが積み重なると「あれ、なんでこんなに難しいんだろう…」と不安になる時があります。気持ちを分かってほしいのに伝わらないとか、相手の沈黙に勝手に傷ついてしまうとか。頭では「男女で考え方が違うのは当たり前」と分かっていても、実際の生活ではつい感情が先に動いてしまうんですよね。 『この人と結婚していいの?』は、そういう小さなモヤモヤを、男女の「感じ方の差」という具体的な視点で整理してくれる本でした。読者の皆さんが保存していた部分を見ても、気持ちの揺らぎや、安心の求め方が男女でどう違うのかというところに、強く反応しているように思います。例えば、女性にとってのセックスが精神的な安心の延長にあること、逆に男性は不安を感じた時に急激に心の距離を取ってしまいやすいこと。その違いを知るだけで、「相手の反応=自分への否定」と思い込む癖が少しほぐれていきます。 もうひとつ、この本が助けになるのは「タイミングと態度」の話が具体的に描かれているところです。帰宅直後の接し方とか、感情が不安定な時期に判断を急がないこととか、どれも日常にすぐ持ち帰れる内容ばかりです。劇的な解決を約束するような本ではありませんが、相手の内側にある仕組みが分かると、こちらの構え方が自然と変わっていく感覚があります。 パートナーとの関係で「自分が悪いのか、相手が悪いのか」の二択で考えてしまいがちな人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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