
ランチェスター思考II
福田 秀人
東洋経済新報社 / 2010-07-29
累計読者数5
平均ハイライト数 34.2件/人
推定読了時間 約3時間58分
star総合評価 67/100
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この本について
仕事で判断を迫られるたびに、「これ、本当に自分が決めていいのか」と迷ったり、部下に任せたい気持ちと、任せきれない不安のあいだで揺れたり。そんなとき、自分の迷いそのものが問題なのではなく、状況に応じた“指揮の型”を持っていないだけなんだと気づかせてくれたのが『ランチェスター思考II』でした。 この本は、いわゆる精神論ではなく、人間の忍耐力にも限界があることを前提に置いています。だから、決断が遅れる理由や、権限委譲がうまくいかない理由を「性格の問題」にせず、構造として説明してくれる。特に、遅疑逡巡や官僚化の罠をどう避けるか、部下の主導性をどう引き出すかといったあたりは、日々のチーム運営にそのまま落とし込める内容でした。部下に任せるべき場面と、自分が責任を引き取るべき場面の線引きも、かなり具体的に見えるようになります。 もう一つありがたかったのは、批判的思考の扱いです。あら探しではなく、状況を深く理解し直すための思考法として整理されていて、「とりあえず動けばいい」という焦りを落ち着かせてくれる。焦って決めるでも、慎重になりすぎて立ち止まるでもない、中間の姿勢を持てるようになる感覚があります。 「部下を動かすのではなく、チームで状況に立ち向かしたい」と思っている人には、静かに刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
リーダーは何をし何をすべきでないか。ランチェスター戦略研究の第一人者が孫子・クラウゼヴィッツとその系譜に連なる米陸軍指揮官マニュアルをベースに戦略と意思決定の要諦を説く。
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