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裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)

裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)

長嶺 超輝

幻冬舎 / 2007-03

累計読者数5
平均ハイライト数 13件/人
推定読了時間 約4時間23分
star総合評価 50/100
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この本について

ニュースを見ていて、「この刑って本当に妥当なんだろうか」とか、「裁判官ってどういう視点で人の人生を判断してるんだろう」と、妙な置き場所のないモヤモヤが残ることがあります。正解がないのは分かってるのに、どこか割り切れない。僕自身もずっとそこが気になっていました。 『裁判官の爆笑お言葉集』は、タイトルの軽さとは裏腹に、現場の裁判官が人間としてどんなふうに事件や被告人、遺族と向き合っているのかが、そのまま言葉として並んでいます。「人面獣心」のような決まり文句の裏にある価値観や、無期懲役の運用と“改悛”という判断の難しさ、さらには虐待事件の被害者に向けた祈りのような言葉まで、裁判の硬いイメージとは違う体温が伝わってきます。感情を抑えつつ、それでも人間として感じたことがにじむ瞬間を見せられると、法律や量刑を「制度」としてではなく、「人が人を裁くという営み」として捉え直すきっかけになります。 読んでいると、司法の仕組みへの理解が深まるのはもちろんですが、自分の“正しさ”の基準が揺さぶられる感覚があります。被告人への厳しい言葉もあれば、行政の不備を示唆する場面もあり、裁判官がただ上から裁いているわけではないことがよく分かります。自分の思い込みを一度外し、複雑な出来事をどう受け止めるかを考え直す訓練に近い本です。 制度の裏側の温度を知りたい人、社会のニュースを見てモヤモヤが残りがちな人には、静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。
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