ヨムナビ
教場 (小学館文庫)

教場 (小学館文庫)

長岡弘樹

小学館 / 2026-01-07

累計読者数9
平均ハイライト数 6.8件/人
推定読了時間 約2時間43分
star総合評価 55/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 54%

この本について

仕事でも日常でも、人の表情や言葉の裏を読むのが苦手で、つい早合点したり、逆に深読みしすぎたりして自滅することってありませんか。自分では冷静に振る舞っているつもりなのに、他人にはあっさり見抜かれていたり、気負えば気負うほど空回りしたり。僕もよくあります。 『教場』を読んでいると、その「ズレ」がどう生まれるのかが、物語を追いながら腑に落ちていきます。たとえば、人の最初の反応を観察する大切さとか、状況に追い込まれたときほど思い込みが強くなることとか、実力は練習量よりも“削ぎ落としたあとに残るもの”で決まるという教官の視点。どれも説教ではなく、学生たちの失敗や迷いの中に自然と浮かび上がってくるので、自分の行動のクセまで勝手に照らされてしまう感じがあります。 特に刺さったのは、「憧れているだけの人間は弱い」という言葉。努力しているつもりでも、実際は期待や恐れで身動きが取れなくなっているだけのときってあるんですよね。淡々とした行動や視点の変化が、本当の自信につながるという描写が、この本には静かに積み上がっています。 現場で判断を求められる仕事の人、あるいは「自分は本当に成長できているのか」と不安になる人に、特に刺さると思います。物語としても面白いのに、自分の癖や弱さまでそっと見せられる、そんな一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

長岡弘樹の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

映画「教場 Reunion」ノベライズ! 警察学校第205期に入校し、風間第三教場でカメラ係を任された門田陽光は、自分にも他人にも興味が薄く、そのせいで良い警察官になれないのではと悩んでいる。門田は〝不要な人材を篩にかける〟警察学校の過酷な環境に耐えながら、教場内で起こる数々の事件を目撃するうち、鬼教官として恐れられる風間公親という人物の深みと凄み、そして自身の本心に気がついていく。 一方、風間の右眼に致命傷を負わせ、殺人犯として逃亡中の“千枚通しの男”十崎波琉を捕えるため、風間に刑事としての薫陶を受けた門下生が再結集する。彼らは十崎逮捕の鍵となる十崎の妹の現住所を突き止めるが──。 木村拓哉主演、映画「教場 Reunion」完全ノベライズ!! (底本 2026年1月発売作品)
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要