ヨムナビ
統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~ (光文社新書)

統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~ (光文社新書)

門倉 貴史

光文社 / 2006-10

累計読者数5
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約5時間30分
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 12%

この本について

数字を見ているはずなのに、なんとなく「実感とズレている気がする…」というモヤモヤ、けっこう日常的にありますよね。平均貯蓄額のニュースを見ても、自分の生活とは遠い感じがしたり、経済効果の話を聞いても、本当にそんなに影響があるのか疑いながら読んでいたり。仕事でデータを触るほど、この違和感はむしろ強くなる気がします。 この本は、そのズレを「感覚の問題」にせず、統計の仕組みから丁寧にほどいてくれます。たとえば、平均が役に立つのは正規分布に近いときだけで、資産や所得のように偏りの強い分布ではメディアンやモードのほうが生活実感に近いこと。また、阪神優勝の“経済効果”のような話が、代替効果を無視すると簡単に膨らんでしまうこと。さらに、因果関係を判断するつもりで読んでいるはずの数字が、実は「ただの相関」に過ぎない場面が多いこと。自分の中で当たり前になっていた読み方が、ちょっとずつほぐれていきます。 統計を扱う仕事の人だけでなく、「ニュースの数字をそのまま飲み込むのに少し抵抗がある人」には特に刺さると思います。数字と私たちの実感の距離を、乱暴に詰めるでもなく、過度に疑うわけでもなく、現実の範囲で整えてくれる一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

政府や民間の調査会社など様々な機関が発表する統計は、私たちが経済や社会の動きを数字で把握するのに、とても便利なものである。しかし、世の中に氾濫するたくさんの統計を正確に読みこなすことは容易ではない。「積極的な人」、「大人しい人」、「怒りやすい人」、「泣きやすい人」、「せっかちな人」、「のんきな人」など、人間一人一人が独特の性格や行動パターンを持っているのと同じように、ひとつひとつの統計も、「上振れしやすい統計」、「下振れしやすい統計」、「変動の大きい統計」、「変動の小さい統計」など、独特のクセや動きのパターンを持っているのだ。具体的事例で統計センスを身につける本。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要