
植物一日一題
牧野 富太郎
千歳出版 / 20080201
累計読者数3
平均ハイライト数 14.7件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
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この本について
日常でふと、「自分が当たり前だと思っている言葉って、本当に正しいのかな…?」とモヤっとすることがあります。特に仕事でも生活でも、細かいところをそのまま放置してしまう自分に気づくと、どこか落ち着かない。でも、全部を調べ直すほどの余裕もない。そんな宙ぶらりんな感覚、わりと共通なんじゃないかと思っています。 『植物一日一題』を読んで感じたのは、「言葉を疑う」とか「前提をほどく」という作業が、思ったより生活に効いてくるということでした。ジャガイモは馬鈴薯ではない、キャベツの呼び名はこうあるべきだ、といった牧野富太郎の執拗なまでの掘り下げを見ていると、正解を語りたいというより、ものを見る姿勢そのものを整えているように見えます。知らずに使っていた名前が実は曖昧だったと気づく瞬間に、自分の思考の癖まで見えてくる感覚がありました。 そして、これが変に啓発っぽく見えないのがいいんです。牧野の語りは時に辛辣ですが、根っこは「わからないままにしないでおこう」というごく普通の態度。日々の仕事で「あれ、これ本当にそうだっけ?」と立ち止まれる自分を取り戻したいときに、ちょうどいい距離で背中を押してくれます。 細かいところにざらつきを感じるタイプの人、もしくは言葉や名前の由来が気になって調べ始めると止まらない人に、静かに刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
生涯を植物研究に捧げ、“日本植物学の父”と呼ばれるまでになった牧野富太郎博士。氏が普及に務めた植物学や植物知識を軽妙な随筆で語る名著『植物一日一題』。2023年NHK朝の連続テレビドラマ主人公。
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