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面白くて眠れなくなる植物学

面白くて眠れなくなる植物学

稲垣 栄洋

PHP研究所 / 2016-04-22

累計読者数40
平均ハイライト数 24.3件/人
推定読了時間 約3時間28分
star総合評価 70/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 37%

この本について

日々バタバタしていると、世界を見る目がだんだん「効率」と「結果」だけに寄っていって、身の回りのものがただの背景みたいに感じる時があります。余裕がないからこそ、本当は小さな発見に救われたいのに、なかなかそういう視点が持てない。そんな時にこの本を開くと、植物の世界の当たり前が音を立てて裏返るような感覚がありました。 たとえば、「葉っぱの形にも理由がある」と知るだけで、散歩中に見える景色が少し色づきます。ダイコンの上と下で辛さが10倍違うとか、タマネギの縦切りと横切りで涙の出方が変わるとか、料理の手元にも科学が潜んでいる。赤い色が深海では“隠れる色”になるという話なんて、日常の思い込みそのものが揺さぶられる瞬間でした。植物が環境に合わせて木にも草にも“なりたいようになる”という話に触れると、自分の働き方や選び方だってもっと自由でいいのかもしれない、と思えてきます。 そして、震災後に泥をかぶりながらも花を咲かせた植物の話は、感動よりもまず「植物は誰かを励まそうとしているわけじゃない」という冷静さがすっと沁みました。ただ生きる姿に、人が勝手に勇気づけられる。それくらいの距離感だからこそ、無理に前向きになれない日にも受け取れるものがある気がします。 世界の見え方を少しだけ柔らかくしたい人、仕事漬けの頭に“余白”を戻したい人には、静かに効いてくる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

本書は、ロングセラー『身近な雑草の愉快な生きかた』の著者による、読みだしたらとまらない、すごい植物のはなし。植物は当たり前のように私たちの身の周りにありますが、けっして何気なく生えているわけではありません。植物の生態は、私たちが思っているよりもはるかに不思議であり、謎に満ちています。本書は、そんな植物の魅力を解き明かす一冊です。○本書の目次より/木はどこまで大きくなれるのか?/植物のダ・ヴィンチ・コード/花占いの必勝法/花は誰のために咲く/トリケラトプスの衰退と植物の進化/リンゴのヘタはどこにある?/紅葉はなぜ赤くなる?/植物の毒は私たちを魅了する/竹は木か草か?/植物はなぜ緑色をしているのか?/種子のひみつ/カラフルなトウモロコシの謎/台所の植物学/どうしてバナナにタネはないのか?/ねこじゃらしは高性能植物/オスの木とメスの木… 【PHP研究所】
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