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土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命

土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命

ゲイブ・ブラウン and 服部 雄一郎

NHK出版 / 2022-05-30

累計読者数48
平均ハイライト数 15.3件/人
推定読了時間 約3時間14分
star総合評価 56/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

農業や家庭菜園をやっていると、「土が痩せてきてる気がする」「肥料を減らしたいけど、どう始めればいいのか分からない」といったモヤモヤってけっこうつきまといます。自分も同じで、とくに“耕すのが本当に正解なのか?”はずっと引っかかっていました。 『土を育てる』は、いきなり理想を押しつける本ではなく、著者自身が失敗しながら少しずつ土を変えていったプロセスが中心です。読んでいて腑に落ちたのは、土をよくする鍵が「たくさん手を入れること」ではなく、むしろ“土の生きものたちが働ける環境をつくること”だと分かる点でした。不耕起で時間と燃料が節約できるとか、カバークロップで雑草を抑えながら微生物の食料を増やすとか、どれも地味だけど翌日から視点が変わる話ばかりです。 もう一つ大きかったのは、肥料をゼロにするのが目的ではなく、依存状態の土をゆっくり回復させていくという考え方です。化学肥料を「悪者」と決めつけず、でも微生物との関係が断たれる仕組みは淡々と説明されていて、感情抜きで納得できました。だからこそ、何から始めればいいのかが見えやすいんだと思います。 土づくりに正解を求めすぎてしんどくなっている人、あるいは自然寄りの農法に興味はあるけど踏み出せていない人には、とくに刺さる一冊です。土をどう扱うかって、自分の暮らしや心の扱い方にもつながるんだなと静かに実感しました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人と自然の関係が変わる!生態系を回復させ、温暖化まで止める「奇跡のカーボン・ファーミング」とは? 有効な温暖化対策「カーボン・ファーミング」としていま脚光を浴びるリジェネラティブ(環境再生型)農業。その第一人者による初のノンフィクション。 4年続いた凶作の苦難を乗り越え、著者が自然から学んだ「土の健康の5原則」。そこには、生態系の回復や カーボン・ファーミングのエッセンスが凝縮されている。地中の生態系のはたらきを阻害さえしなければ、あらゆる土が真に「生きた土」に変わる。さらに、やせた土地の回復は、農業の衰退、食料危機、環境破壊、気候変動問題などの対策にもつながるのだ。 21世紀のさまざまな課題解決の糸口となり、自然への見方が変わる、野心的な〈土壌のバイブル〉! 【目次】 日本版に寄せて/はじめに いちばんの師 第1部 道のはじまり/第1章 絶望からの出発/第2章 自然をよみがえらせる/第3章 リジェネラティブの目覚め/第4章 牛が牛でいられるように/第5章 次世代に引き継ぐ/第6章 “自然そだち” 第2部 理想の「土」を育てる/第7章 土の健康の5原則/第8章 カバークロップの偉大な力/第9章 土さえあればうまくいく/第10章 “収量”よりも“収益”を おわりに 行動を起こす
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