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陰摩羅鬼の瑕(1)【電子百鬼夜行】 (講談社文庫)

陰摩羅鬼の瑕(1)【電子百鬼夜行】 (講談社文庫)

京極夏彦

講談社 / 2006-09

累計読者数3
平均ハイライト数 10.3件/人
推定読了時間 約8時間25分
star総合評価 46/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%

この本について

最近、人の言葉に過剰に反応してしまったり、自分の中の「正しさ」が揺れる瞬間ってありませんか。頭では柔軟でいたいのに、どこかで他人の価値観に振り回されて、妙な重さだけが残る。そんなときに京極夏彦の『陰摩羅鬼の瑕』を読んでいると、物語の流れとは別に、やたら胸の奥を突いてくる言葉があるんですよね。 抜粋されている「存在しなくなる時間こそが存在」という一文なんて、人生の輪郭をふわっと捉え直すきっかけになるし、「礼儀規律の名を借りて寛容を強要する」という指摘は、日常で感じていた違和感を言語化してくれるようなところがあります。難解な言葉や古い言い回しも多いけれど、それが逆に、思考のスピードをいったん落としてくれる。自分の感じた歪みや曖昧さを、ゆっくり眺める余白が生まれるんです。 物語そのものはミステリですが、刺さっているのは多分「論理」よりも「人の弱さや歪みをどう扱うか」という部分なんだと思います。うまく割り切れないまま生きている身としては、こういう視点に触れるだけで少しラクになる瞬間がある。 混沌をそのまま抱えたままでも前に進みたい人には、とても静かに効く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「花嫁が死ぬんですよ、呪いで」謎の洋館「鳥の城」の主、「伯爵」こと由良昂允は、四度も妻を婚礼の夜に失っていた。五人目の花嫁の命を守るべく、探偵・榎木津礼二郎と、小説家・関口巽は、昂允の依頼を受け、白樺湖に向かう。館の住人達の前にして、榎木津はいきなり叫んだ。「おお!そこに人殺しが居る!」。
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