
紙婚式 (角川文庫)
山本 文緒
KADOKAWA
累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約2時間59分
star総合評価 34/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
日常がなんとなく流れていく中で、「このままでいいのかな」とふと立ち止まる瞬間ってありますよね。相手のことは全部わかったつもりになっていたり、自分の毎日が暇つぶしの延長みたいに感じられたり。気づけば惰性で生きているような、でも何をどう変えればいいのかも分からない。そんな静かなモヤモヤに心当たりがある人は多いと思います。 『紙婚式』の抜粋が刺さるのは、まさにその“自分の鈍さに気づく瞬間”が丁寧に描かれているからだと思います。長く一緒にいるはずの相手なのに、実はほとんど分かっていなかったとか、日々を適当に流しているうちに大事なものを見落としていたとか。物語の中の出来事なのに、読んでいる自分の生活の風景がじわっと重なってきます。 この本が効いてくるのは、派手な感動というより、日常の手触りが少しだけ変わるところです。たとえば、一緒にいる相手の表情をいつもより丁寧に見てみようと思えたり、習慣のように流していた会話の意味を考えてみたり、暇つぶしのようだった時間の中にも芯があることに気づいたり。小さな視点の変化が、そのまま自分の生活へ戻ってくる感じがあります。 長く続く関係にどこか引っかかりを抱えている人、あるいは自分の毎日が薄く感じられる人には、特にしみる一冊です。読んだ後に大きく変わるわけじゃないけれど、自分の足元を少しだけ確かめられる、そんな読書体験になると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
一緒に暮らして十年、小綺麗なマンションに住み、互いの生活に干渉せず、家計も完全に別々、という夫と妻。傍目には羨ましがられるような二人の関係は、夫の何気ない一言で裂けた。一緒にいるのに満たされない、変化のない日常になってしまった結婚のやるせなさ、微かな絆に求めてしまう、そら恐ろしさ。表題作「紙婚式」ほか、結婚のなかで手さぐりあう男女の繊細な心の彩を描いた、直木賞作家の珠玉の短編集。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









