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共依存 苦しいけれど、離れられない (朝日文庫)

共依存 苦しいけれど、離れられない (朝日文庫)

信田 さよ子

朝日新聞出版 / 2023-06-07

累計読者数4
平均ハイライト数 40.5件/人
推定読了時間 約2時間13分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%

この本について

人づきあいで「頼られるとうれしいのに、いつの間にかしんどくなっている」とか、「助けているつもりなのに、相手も自分もどこか消耗していく」という感覚、けっこう言葉にしづらいまま抱えがちだと思います。相手のために動いているはずなのに、気づくと相手の弱さを必要としていたり、自分の存在価値と結びつけてしまったり。その流れをどこで止めればいいのか、僕自身よく迷ってきました。 信田さよ子さんの『共依存』は、ここを「心が弱いから」みたいな雑な話にせず、関係の中で何が起きているのかを淡々と描いてくれます。読者が保存した抜粋にもあるように、この本は“依存そのものが悪い”とは言いません。むしろ、同じ地面に立って寄りかかり合うことは自然なことだと。ただ、相手を弱者として扱うことで自分の役割を維持しようとする時、それが支配に変わっていく。そのメカニズムを、家族の事例や社会背景とあわせて丁寧に示してくれます。 個人的には、「弱さを助けることで自分の位置を確かめていたかもしれない」という視点をもらえたのが大きかったです。相手のためと思っていた行動が、実は自分を守るためでもあったと気づくと、関係の持ち方を少し変える余地が見えてくるんですよね。この本は、その一歩を踏み出すための“地図”のような役割をしてくれます。 自分と誰かの境界が曖昧になりやすい人、人を助ける役割からなかなか降りられない人には、とくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

問題を起こす人を抱え込むことは愛であったはずなのに、なぜ悪化するのだろう。DVやアルコール依存、母娘問題など、家族関係に困ったとき、「共依存」という言葉は解決のためのヒントを与えてくれる。新装版に寄せて田房永子氏が新たに解説を寄稿。
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