
タフラブ 絆を手放す生き方
信田 さよ子
累計読者数9
平均ハイライト数 14.2件/人
star総合評価 60/100
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この本について
家族や身近な人との関係で、「なんで私ばかり我慢しているんだろう」とふと立ち止まる瞬間ってありますよね。相手のために動いているつもりなのに、気づけば自分の生活も気持ちもすり減っていく。この本を読むと、その“耐えることが愛だと思い込んでしまう”流れが、どれだけ私たちの中に深く刷り込まれているかに気づかされます。 『タフラブ』は、相手を突き放すとか、強くあれと求める本ではないです。むしろ、「責任を返す」「絡み合ったツタを切り分ける」「理解しようとすることをいったん断念する」といった、関係のほぐし方を丁寧に示してくれる本でした。たとえば、相手の問題を自分が背負い込んでしまうクセに気づいたり、“良い妻”や“良い母”という世間の常識が、自分の判断をどれだけ縛ってきたのかを見直すきっかけになります。無理に変わろうとしなくてよくて、まずは環境や境界線を整えるところからでいい、という距離感も救いでした。 誰かとの関係で「もう限界かもしれない」と感じているけれど、断絶する勇気までは持てない人に、とても静かに効いてくる本だと思います。一緒に悩んでいる側として、こういう視点に出会えて少し呼吸がしやすくなりました。
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出版社による紹介
親子でも夫婦でも、友人や上司・部下と同じ。 私は「私」、相手も「私」。 侵入しない・させない関係をつくる。 寂しさと共存し、 穏やかに、やさしく、 タフに暮らすために。 タフラブ(tough love)は、ベトナム戦争帰還兵のアルコール依存や暴力に苦しむ家族が「生きる術」として生み出した概念。 「手放す愛」「見守る愛」などと訳されている。 東日本大震災以来、「絆」が困難を乗り越えるためのキーワードとして使われてきたが、「絆」は本来、牛馬などをつなぎとめる綱のこと。 親子や夫婦、世間の絆に苦しめられてきた人々のカウンセリングを長年続けてきた著者は「絆」に疑問符を投げかけ、「タフラブ」という生き方を紹介する。『タフラブという快刀』(2009年)を改題し、加筆・修正・再編集した作品。
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