
自由民主主義が敗れる日: エネルギー覇権と中国の逆襲
田村耕太郎
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この本について
仕事でも生活でも、「結局どこで勝負が決まるんだろう…」というモヤモヤってありませんか。自分の努力とはまったく別のところで、世界のルールが静かに書き換わっている気がする。でも、その正体がつかめない。僕もずっと同じ感覚を持っていました。 この本を読んで驚いたのは、その“正体”をエネルギーという一つの軸から説明してくれるところです。例えば、人類の限界は価値観でも政治体制でもなく、ほぼエネルギーに規定されているという指摘。中国がそこに国家総出で突っ込んでいる理由が、技術論ではなく「文明レベルの逆襲」という文脈で見えてくると、ニュースの意味がぜんぜん違って見えます。そして、自由な研究環境が強みだったはずの西側が、実装力の勝負になると一気に不利になる可能性があるという話は、単なる地政学以上に自分ごととして刺さりました。 もう一つ印象に残ったのは、エネルギーを安く大量に作れる国が、生活コストそのものを下げて国民の満足度を上げるという発想です。給料を上げられないなら電気代を下げればいい、という割り切りは、僕らの「豊かさはどう作られるのか」という感覚をひっくり返します。物価や給料に振り回されている人ほど、視界がクリアになるかもしれません。 国際情勢に興味がある人はもちろんですが、「自分の働き方や人生をもう一段高い視点から見てみたい人」に特に刺さる一冊だと思います。
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