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[新訳]大学・中庸

[新訳]大学・中庸

守屋 洋

PHP研究所 / 2008-12-01

累計読者数3
平均ハイライト数 3.7件/人
推定読了時間 約4時間32分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%

この本について

仕事でも人間関係でも、「自分の言動、ちょっとズレていたかも…」と後から気づいて落ち込むことがあります。頑張っているつもりなのに空回りしたり、逆に余計なひと言で場を冷やしてしまったり。年齢を重ねるほど、こういう小さな誤差が気になってくるものだと思います。 『大学・中庸』を読んでいて感じたのは、この本は“完璧な人間になれ”とは一言も言っていないことです。むしろ、人は努力が足りなかったり、反対に口が過ぎたりするのが普通だとしたうえで、その振れ幅を少しずつ整える視点が書かれています。例えば、やる気が出ない時は「庸徳は努力が不足しがち」と認めたうえで、自分をほんの少し励ます。逆に、調子に乗ってしゃべりすぎる時は、「言葉は過剰になりがち」と踏みとどまって口数を抑える。行動としては小さいけれど、確かに日常が変わる感覚がありました。 また、孔子が不遇を肥やしにして器を広げていったという話は、うまくいかない日ほど思い出したくなる視点でした。苦労を美化しているわけではなく、「あわてず騒がず、背筋を伸ばす」という態度が、結局は自分を守る。そんな現実的な姿勢が、自分にもできる範囲でちゃんと残されています。 自分のペースで整えたい人、無理にポジティブになれと言われるのが苦手な人には、しっくりくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『論語』『孟子』とともに「四書」として日本人に大切にされてきた『大学』『中庸』。仁・義・礼など人間の徳について説いた「人生の教科書」から、現代人は何を学ぶべきか。
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