
日本でいちばん社員のやる気が上がる会社 ──家族も喜ぶ福利厚生100 (ちくま新書)
坂本光司&坂本光司研究室
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この本について
最近、「福利厚生って本当に意味あるのかな」とか、「制度はあるけど、正直そこに愛着までは持てないんだよな…」みたいな話をよく聞きます。僕自身も、効率や利益のために“整備されているだけ”の制度に出会うことが多くて、どこか割り切れない気持ちを抱えていました。でも、この本を読むと、そもそもの前提がまったく違う会社があることに気づかされます。 特に刺さったのは、制度を「業績向上の手段」ではなく「社員と家族を幸せにするためのもの」として扱っている姿勢でした。社員食堂を社長室より良い場所に置く、地域活動に参加しやすくする、家族にも手が届く仕組みをつくる。こうした細かい配慮の積み重ねが、社員が会社に帰属を感じる理由になるんだと、具体的にイメージできました。また、不要な業務を手放す考え方や、互いに感謝を伝え合う文化づくりの話も、日々の仕事の中で自分がすぐに試せる視点の転換として残ります。 この本は「すごい福利厚生を真似しよう」というより、「そもそも自分の組織は社員をどう位置づけているんだろう」と立ち止まるきっかけになります。規模や知名度よりも、人を大切にする経営を軸に企業を見たい人には強く刺さると思います。自分の働く場所を選ぶ基準が、少し変わる本でした。
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