
マスターの教え 文庫版
ジョン・マクドナルド, 山川紘矢, and 山川亜希子
飛鳥新社 / 2025-03-07
この本について
目標を立てても、途中で別のことが気になったり、気づけば毎日いろんな可能性に引っぱられてしまうことってありますよね。やる気がないわけじゃないのに、頭の中が常に散らかっていて、どれも中途半端になるあの感じ。自分でもうまく説明できないけれど、「集中の芯みたいなもの」がどこかで折れている気がしていました。 『マスターの教え』を読んで救われたのは、精神論で背中を押されるのではなく、「外なる心」と「内なる心」という構造の話で、迷いの正体を静かに説明してくれるところでした。目標がブレるのは意志が弱いからではなく、外側から入ってくる刺激に振り回されているだけで、本来のエンジンはちゃんと内側にある。そのエンジンに道を示すために、まず一つだけにダイヤルを合わせる必要がある、と言われると、妙に実感として腑に落ちました。また、「一生懸命」ではなく「真剣に」という区別も、力んで空回りしがちな自分にはかなり効きました。目標に向けて淡々と意識を戻していく感覚が、少しずつつかめてきます。 毎晩の静かな時間をつくって、外側の雑音をいったん切り離すという提案も、現実的で続けやすいものでした。大げさな儀式ではなく、ほんの三十分、自分の内側に戻るだけ。それだけで翌日の行動のブレが少し減ります。 あれこれ手を出しすぎて「結局どれも進まない」と感じている人に、特に刺さると思います。私自身、目標を大きく変えたわけではありませんが、進み方の質は確実に変わりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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