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NHK「100分de名著」ブックス マルクス・アウレリウス 自省録 他者との共生はいかに可能か

NHK「100分de名著」ブックス マルクス・アウレリウス 自省録 他者との共生はいかに可能か

岸見 一郎

講談社 / 2006-02-10

累計読者数11
平均ハイライト数 12件/人
推定読了時間 約3時間7分
star総合評価 58/100
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この本について

周りの評価に振り回されたり、人の機嫌を読もうとして疲れたり、「これって自分の問題なのか、相手の問題なのか」がごちゃつく瞬間ってありますよね。僕も同じで、気づけば外側のノイズに心を占領されてしまうことがあります。 この本を読んで救われたのは、「悩みの多くは事実ではなく、自分の判断から生まれている」という視点でした。起きた出来事そのものより、そこへの解釈で苦しくなっていることに気づくと、一度立ち止まる余白が生まれます。また、悲しみや困難に対して「強がらず、でも飲み込まれず、時間をかけて立ち直ればいい」というアウレリウスの姿勢は、急かされるように前向きでいようとしていた自分にはかなりしっくりきました。さらに、他人の心を読もうとするより、自分の内側の動きを丁寧に見ていく方がずっと大事だという指摘は、日常の小さな場面でも効きます。 派手な方法論はないですが、現実の生活に落とし込める静かな指針が詰まっています。誰かの言葉に揺れやすい人、あるいは「結局どうしたら自分を保てるのか」を探している人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

2世紀後半ローマ皇帝となったマルクス・アウレリウスはまたストア派の哲学者でもあった。万有は神的理性(ロゴス)に統率されるという合理的存在論に与する精神構造を持つ一方で、文章全体に漂う硬質の無常観はどこから来るのか。自身の心に向かって思念し、心内の軋み・分裂・矛盾をごまかすことなく真摯に生きた哲人皇帝の魂の声。碩学による待望の新訳。(講談社学術文庫)
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