
愛とためらいの哲学 (PHP新書)
岸見 一郎
PHP研究所 / 2018-02-15
累計読者数76
平均ハイライト数 30件/人
推定読了時間 約2時間42分
star総合評価 80/100
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この本について
恋愛のことで悩んでいる時って、「相手が悪かったのか」「自分がダメなのか」「そもそも向いてないのか」みたいな堂々巡りになりがちですよね。好きという感情はあるのに、行動がついていかない。好かれたい気持ちばかり強くなって、どう振る舞えばいいのか分からなくなる。自分も何度もそこで止まってきました。 『愛とためらいの哲学』が面白いのは、恋愛を“相手探しの問題”ではなく“関わり方の技術”として見るところです。例えば、相手の関心に関心を持つことが本当にできているのかとか、悩み続けるのは選ばないための行動だったりするとか、耳が痛いのにどこか腑に落ちる視点が多い。結婚も「ゴール」ではなく、二人で彫っていく彫像のようなものだという比喩も、現実的で救われるところがありました。 この本の良さは、甘い理想論ではなく、「関係は努力しないと続かないし、でも努力すれば変えられる」と静かに教えてくれるところです。相手がどう思うかはコントロールできないけれど、自分がどう愛するかは選べる。その当たり前を丁寧に言葉にしてくれます。 恋愛になると途端に自信を失ったり、相手の顔色を過剰に読んでしまう人には特に刺さると思います。自分も全部できているわけじゃないですが、読みながら少しだけ、次の一歩を出しやすくなる本でした。
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出版社による紹介
なぜ、あなたの愛は幸福をもたらさないのか……。どれほど幸せな恋であろうとも、嫉妬や依存、失恋など、様々な要因により一転して苦しいものになってしまう。思うようにならない他者と生きるなか、幸福な愛とは、どうすれば実現が可能なのだろうか。大切なのは「いかに愛されるか」ではなく、「いかに愛するか」を学ぶことであると著者はいう。愛とは能力であり、技術であるというのだ。では、私たちはいかに人を愛するべきなのか。人を愛するというのは、そもそもどういうことなのか。アドラー、フロム、三木清など、多くの賢人たちの智恵を手掛かりに、アドラー研究の第一人者であり、ギリシア哲学を専門とする著者が語る、待望の恋愛論。 〈目次〉●はじめに ●第1章 なぜあなたの「恋愛」は幸せをもたらさないのか ●第2章 結婚と子育ての困難について ●第3章 人を愛するとはどういうことなのか ●第4章 幸福になるための「愛する技術」 ●おわりに 【PHP研究所】
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