
デュアルキャリア・カップル――仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える
ジェニファー・ペトリリエリ, 篠田真貴子, and 高山真由美
英治出版 / 2022-03-27
この本について
仕事も続けたいし、パートナーとの関係も大事にしたい。でも、どこまで頑張ればいいのか、何を優先すればいいのか、はっきり言語化できないまま日々が過ぎていく。気づいたら「なんとなく」で選んできたことが積み重なって、数年後に思ってもみなかった生活に立っているんじゃないか…そんな不安を抱えたまま走っている人は多いと思います。僕もそうでした。 この本が効くのは、「二人でどう生きるか」を地に足ついたレベルで考えたいときです。特に、抜粋にあるような価値観・限界・不安を丁寧に話し合うプロセスは、ふわっとした理想論ではなく、実際にキャリアや家事分担の決断が迫ってきたときに迷いを減らしてくれます。また、第一〜第三の転換期という枠組みは、二人の関係が今どの段階にあるのかを冷静に捉え直す助けになります。単に「支え合おう」ではなく、どこで互いを頼り、どこで個として立ち返るのかを見つける作業に近いです。 子育てと仕事の両立に悩む人にも刺さるはずです。「子どもは親のストレスを減らしたいと思っている」という研究結果は、罪悪感に引っ張られがちなときの視点の転換になりますし、家事やケア負担の公平さが関係の安定に直結するというデータも、感情論ではなく現実的な指針になります。 共働きでやっていきたいけれど、正解のない道を手探りしている人。そんな人にこそ、二人で立ち止まって問いを一緒に「生きる」ための材料が詰まっています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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