
自由 上 (角川書店単行本)
アンゲラ・メルケル, 長谷川 圭, and 柴田 さとみ
KADOKAWA / 2025-05-28
累計読者数4
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 38/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 42%
この本について
最近、政治のニュースを見るたびに「結局どう判断すればいいんだろう…」と立ち止まることが増えました。感情的な論争やラベル貼りが多い中で、自分の考えが揺れる瞬間がある。でも同時に、判断を放棄するとますます世界の動きがつかめなくなる。その中でこの本を読むと、物事を見るときの軸を少しだけ整えてくれるように感じました。 刺さったのは、まず「個人を見る」という姿勢が徹底して語られているところです。移民を一括りにしないという話は、そのまま職場や日常のコミュニケーションにも通じていて、表面的な属性で判断している自分に気づかされます。さらに、政治家も万能ではなく、個性も短所もある普通の人間だと描かれている点は、遠い存在に見えていた政治を少し身近なものとして捉え直すきっかけになりました。そして、間違いをしたときにどう振る舞うかというエピソードは、リーダーシップ論というより、自分の生活にそのまま持ち帰れるリアルさがあります。 大げさな希望を語る本ではないのに、読み終わると「自分も、まずは目の前の判断を丁寧にしよう」と思える。そんな地に足のついた感覚が残ります。表面的な議論にモヤモヤしている人に静かに刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
アンゲラ・メルケルは16年にわたりドイツ政府の首長としての責任を担い、その行動と態度で、ドイツ、ヨーロッパ、そして世界の政治をリードしてきた。メルケルは本書を通じて、1990年までの旧東ドイツ、そして1990年からの再統一されたドイツというふたつの国家における自身の半生を振り返っている。東ドイツ出身の彼女が、どうやってCDUトップの座に躍り出て、統一ドイツ初の女性首相になれたのか? なぜ西側諸国で最も影響力の強い政府首脳のひとりに数えられるようになったのだろうか? 彼女はいったい何をしたのか? 本書のなかで、アンゲラ・メルケルは首相府での日常に加え、ベルリンやブリュッセルやほかの場所で過ごした、極めて重要かつドラマチックな昼や夜について言及している。国際関係における長い変化の流れを描写し、グローバル化された世界で複雑な問題を解こうとする現代の政治家がどれほどの重圧にさらされているのかを明らかにする。読者を国際政治の舞台裏に招待し、個人間の会話がどれほどの影響力をもち、どこに限度があるのかを示す。 アンゲラ・メルケルは対立が激化する時代における政治活動の条件を振り返る。彼女の回顧録を通じて、読者はほかにない形で権力の内側を垣間見ることができるだろう。本書は「自由」への重要な意志表明だ。
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