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逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎 (小学館文庫)

逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎 (小学館文庫)

井沢元彦

小学館

累計読者数6
平均ハイライト数 11.8件/人
推定読了時間 約42時間19分
star総合評価 60/100
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この本について

ときどき、自分が見ている「当たり前」って、本当にそうなのか不安になることがあります。歴史の話でも、学校で習った構図だけでは説明しきれないほころびに気づくと、なんとなく落ち着かないまま放置してしまう。僕もずっとそんな感じでした。 『逆説の日本史5』は、その曖昧な違和感をそのまま持ち込んで読める本でした。たとえば、源頼朝の挙兵が実質は反乱なのに「平家討伐」を名目にするところとか、幕府が朝廷より上には立っていないのに実質は“仕切っていた”状態だったとか、日本人が正面から言わずに形だけ整えていく感覚が、具体的な場面でどんどん暴かれていきます。読みながら「なんで日本では革命が起きないのか」というモヤモヤが、ぼんやりした感情論ではなく、実際の制度や価値観の話として腹に落ちていく感じがありました。 特に刺さったのは、「納得」という言葉が政治の成り立ちレベルでどう作用したかを描く部分です。大げさな精神論ではなく、「この人たちは何をどう正当化したのか」が丁寧に追われていくので、歴史そのものというより“人間の判断の積み重ね”として読める。だから無理に知識を詰め込む感じがなく、ただ「ああ、こういう理屈で日本はこうなったのか」と静かに視点が変わる感覚が残りました。 史実の裏側にある人間くささを知りたい人には、とくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

大ベストセラー「逆説の日本史シリーズ」を時代別に合本化!! 日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史!封印された歴史をウラ側から読み解く。 【収録作品】 『逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎』 『逆説の日本史2 古代怨霊編/聖徳太子の称号の謎』 『逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎』 『逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎』 『逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎』 『逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎』 『逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎』 『逆説の日本史8 中世混沌編/室町文化と一揆の謎』
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