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絶望の国の幸福な若者たち

絶望の国の幸福な若者たち

古市憲寿

講談社 / 2011-09-05

累計読者数4
平均ハイライト数 21件/人
推定読了時間 約5時間8分
star総合評価 65/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 55%

この本について

最近、「若者ってこうだよね」とか「今の世代は幸せそうでいいよな」といった言われ方に、なんとなく違和感を覚える場面が増えました。自分が当事者として語られるのに、実感とはズレていたり、どこか上から整理されている感じがして落ち着かない。かといって、自分の感覚だけを信じるほど図太くもなれない。この本は、その宙ぶらりんな感覚に意外と寄り添ってくれます。 古市さんは「若者論って、若者を語っているようで実は社会全体の鏡なんじゃないか」という視点から、世代論やナショナリズム、満足度や幸福感の話を淡々とほどいていきます。特に印象的なのは、少数派の態度や選択に、社会の変化の“かすかな前触れ”が表れるという指摘で、自分の些細な違和感にも意味があるのかもしれないと思えてきます。また、成長が当たり前じゃない時代に「今がそこそこ幸せ」と答える若者の心理を説明するくだりは、無理に未来へ期待することを強要されない感じがあって、読んでいて肩の力が抜けました。 世代とか価値観とか、誰かにまとめられてしまうことにうっすら疲れている人に刺さる本です。自分のじんわりとしたモヤモヤを、少し遠くから照らしてくれるような一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

W杯の深夜、渋谷で騒ぐ若者たち。ネット右翼の主催する排外デモに集まる若者たち。そして震災を前に、ボランティアや募金に立ち上がる若者たち。すべての現場に入り調査を重ねた末に見えてくる、「幸せな若者」の正体とは!
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