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正義の味方が苦手です(新潮新書)

正義の味方が苦手です(新潮新書)

古市憲寿

新潮社 / 2023-01-18

累計読者数3
平均ハイライト数 8件/人
推定読了時間 約3時間2分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%

この本について

最近、「正しさ」をめぐる議論を見るだけで疲れることが増えました。相手の言葉に詰まったり、データで説明しても伝わらなかったり、自分の判断基準が古いのかもと不安になったり。正義って便利な旗印のようで、実際の生活の中ではかなり扱いづらいものだなと感じます。 古市憲寿さんの『正義の味方が苦手です』は、そのモヤモヤに静かに手を添えてくれる本でした。刺さった抜粋を見ると、多くの人が「揺らぐ力の大切さ」や「確証バイアスに巻き込まれる怖さ」に反応しているように思います。まっすぐな正義ほど危うく、むしろ自分の歪みや相手の偏りを前提にしたほうが話が進む、という視点は、日常のコミュニケーションにもそのまま効きました。たとえば、ネットで意見がぶつかったとき、すぐ反論しようとする癖が少し弱まり、相手の背景を考える余裕が生まれた感じがあります。 正義や意見の違いにしんどさを感じやすい人にとって、この本は「立場を決めつけなくていい」という逃げ道をそっと提示してくれます。正しさを掲げるよりも、歩み寄れるギリギリの場所を探すほうが、現実ではずっと実用的なんだと思わせてくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

正しすぎる社会は息苦しい――。失言をくり返す政治家も、ポリコレを掲げて暴走する人も、自分は常識的だと思っている人たちも、誰もが自分の色眼鏡で世界を見ているものだ。それらがすれ違い、時にぶつかり合うのは当然だけれど、他人の考え自体を受け入れられず、現実社会の歪みを許容できない「正義の味方」は何だか怖い。自分にも他人にも自由を認め、ままならない世界を柔軟に生きるための思考法。
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