
老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい小さな会社の生きる道。
中川 淳
累計読者数16
平均ハイライト数 7.9件/人
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
仕事の方向性を決めるとき、「なんとなく良さそう」で進めてしまって、後から迷子になることがけっこうあります。商品づくりでも、ブランドづくりでも、ロジックで固めすぎると窮屈になるし、直感だけで走ると散らかる。あの中間ってどうやって見つければいいんだろう…と自分もずっと悩んでいました。 この本が面白いのは、その“あいだ”の感覚をすごく丁寧に言葉にしてくれるところです。例えば「積み上げ七、チャレンジ三くらいがちょうどいい」というバランス感覚や、「誰かに思わず話したくなる組み立て」がブランドの筋をつくる、という視点。どれも実務に落としこめるし、読んでから企画を考えるときの考え方が少し整う感覚がありました。また、ブランディングを「伝えるべきことを整理して、正しく伝える」と捉える姿勢も、無駄に飾らず地に足がついていて、変に気負わずに向き合えるのがありがたかったです。 特に刺さったのは「やりたいことを素直に表現するのが基本だけど、意図のない商品政策はよくない」という部分。結局は、意図と現実のちょうどいい接点を探し続けるしかないんですよね。自分の事業をどう整えていくか迷っている人ほど、腑に落ちるところが多いと思います。 小さな会社でブランドをつくる立場にある人、もしくは今いる事業の“筋の良い組み立て”が見えなくて悩んでいる人に刺さる一冊です。
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