
元ドイツ情報局員が明かす 心を見透かす技術
レオ・ マルティン and シドラ 房子
CEメディアハウス / 2013-07-13
この本について
人と話していて、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」と急に不安になることがあります。相手の反応が冷たく見えたり、こちらが悪いことをした気がしたり。でも、よく考えると相手がどういうタイプで、どんな情報の受け取り方をしているかなんて、普段そこまで意識しませんよね。自分の視点だけで会話を組み立てていると、誤解が起きるのも当然なのかもしれません。 この本が役に立つと感じたのは、「評価せずにまず受け取る」という姿勢が、思っていた以上に人間関係を変えてくれるところです。例えば、相手が分析派なら数字や事実が安心材料になるし、交際派なら時間をきちんと向けて本当に話を聞くことで距離が縮まる。行動派には自信をもって短く要点を伝える方が届きやすい。こうした違いを知っておくと、相手の態度を個人的な否定だと受け取らずに、ただの「タイプの違い」として扱えるようになります。 そして何より、相手を見極める前にまず自分を理解することが大事だと繰り返し書かれている点が、個人的には一番刺さりました。自分が細部を重視するのか、全体像を先に知りたいのか。それを把握しておくだけで、普段の会話でも「あ、いま相手と視点がズレてるな」と気づく余裕が生まれます。 人間関係で疲れやすい人や、「相手の意図をつい深読みしてしまう」タイプの人に、とくにしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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