
大人の国語力がつく漢詩一〇〇選 (角川SSC新書)
守屋 洋
KADOKAWA
累計読者数6
平均ハイライト数 2.2件/人
推定読了時間 約3時間38分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
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この本について
仕事に追われていると、自分の気持ちをじっくり味わう余裕がなくなって、「このまま流されて大丈夫かな」とふと立ち止まる瞬間がありませんか。僕も同じで、気持ちはざわつくのに、言葉のストックが足りずに整理できないことがよくあります。そんなときに手に取って救われたのが、この漢詩の本でした。 読者の方が保存していた抜粋を見ていると、「歳月は人を待ってはくれない」とか「春宵一刻値千金」のような、時間や人生の手触りに関わるフレーズに反応しているのが伝わってきます。いまの生活の中で忘れがちな感覚を、短い詩の中にぎゅっと閉じ込めてくれているんですよね。この本がいいのは、ただ名句を紹介するだけじゃなく、その背景の物語や作者の気分まで丁寧に拾ってくれるところで、読みながら自然と自分の生活に引き寄せて考えられる点です。 たとえば「春眠暁を覚えず」を読むと、季節の移ろいに体が追いつかない朝のだるさが、ただの怠さじゃなくて“生きてる証拠”みたいに感じられたりしますし、「楽しめるときに楽しんでおけ」という雑詩の訳に触れると、理由もなく気持ちが張りつめていた自分に少しゆるみが戻ってきたりします。漢詩なんて難しそうだと思っている人ほど、むしろ肩の力を抜いて読める一冊です。 日々の気分に名前をつけられずにいる人、時間の流れに置いていかれそうな人に特に刺さると思います。古い詩なのに、今の自分を落ち着かせてくれる不思議な相棒みたいな本です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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出版社による紹介
詩仙李白、詩聖杜甫らの中国の詩90篇、乃木希典らの日本の詩10篇を収録しています。日本では、古くから漢詩に親しむことによってみずから情操を高めるとともに、日本語の表現力を豊かにしてきました。漢詩が元になり、日本語としてもおなじみの名言と故事成語も数多くあります。「春眠 暁を覚えず」(孟浩然)、「人生七十 古来稀なり」(杜甫)、「一将功成って 万骨枯る」(曹松)、「人間 到る処青山あり」(月性)、「児孫の為に 美田を買わず」(西郷隆盛)、「鞭声粛々 夜河を過る」(頼山陽)などの由来や背景がわかるので、より深く日本語を知ることができるはずです。書き下し文、原文、日本語訳、解説、注釈を読みやすく掲載し、読んで覚えて愉しめる格好の一冊です。
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