
火の粉
雫井脩介
KADOKAWA / 200306
累計読者数6
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約3時間56分
star総合評価 34/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%
この本について
人の「本心」がどこにあるのか分からなくなる瞬間ってありますよね。表では穏やかに見えるのに、裏で何を考えているのか読めない相手と向き合うと、自分の判断が急に心もとなくなる。正しさを信じたいのに、疑う材料ばかり増えていくあの感じです。僕も日常で同じような戸惑いを覚えることがあって、その視界を少し変えてくれたのが『火の粉』でした。 この小説は、一見紳士的で優しい男が、本当に“善人”なのかどうかが終始揺れ続けます。法廷で礼儀正しく一礼する姿と、過去の暴力的なエピソードが同時に提示されるせいで、読み手の心が何度もひっくり返される。誰かを「良い/悪い」で単純に切れない現実を、そのまま体験させるような構造なんですよね。そして、メディアや世論が被告人の首元に刃物のように突きつけていく描写を読むと、自分の中の正義感がどれだけ外部に影響されているかをいやでも考えさせられます。 読み終える頃には、人を判断するときの距離感や、表向きの振る舞いに安心しすぎない視点が少し育つ感じがありました。身近な誰かとの関係にも、そのまま持ち込める気づきが多いです。表の顔と裏の顔、その狭間で迷いやすい人ほど刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の後に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
鬼が喰らい、修羅が斬り、人が生きる。それが定め。哀しく妖しい、この世の定め…。最強の修羅・鳳は、焦土と化した村でひとりの少女と出会う。少女は夜闇。鬼の血をひき、鬼の力“鬼界”を秘めたる娘。鳳は夜闇を連れ、旅に出る。永劫にも似た、果てのない旅路。だが、夜闇の力を狙う妖しのものどもの跳梁により、封じられていた“時”が動きはじめた…。第3回ファンタジア長編小説大賞準入選作品。幻想味あふれるジャパネスク・ファンタジー。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




